
抗菌療法とは、お薬で歯周病を治すというこれまでの概念・治療法とは全く異なった新しい治療法で、歯周内科学とも呼ばれています。
現在、歯科の2大疾患である「虫歯」と「歯周病」は、感染症であるという結論になっています。
医科において一般的な感染症は風邪ですが、風邪であれば医師の指示に従ってきちんと薬を飲めばほとんどの場合、治ってしまいます。
しかし、歯周病治療といえば、昔から歯磨き指導や歯石を除去したりする歯のまわりのお掃除が、どの歯科医院でもされている基本的な治療です。
また、さらに積極的な治療となると外科的な処置が必要となり、術者の特別な技術が必要なことはもちろん、患者様への時間的、身体的な負担が大きくなります。それに、患者さんも歯磨きがうまくできるという厳しい条件下でないと、よい結果がうまれないのです。
しかし、この基本的な治療をしても、一生懸命歯磨きをしても、なかなか歯肉の炎症が取れず、歯肉の腫れや出血・口臭で悩まれ、歯周病で歯を失う方がおられることも事実です。それはなぜかというと、感染源が除去しきれてないからなのです。そこで、簡単に薬で感染源を除去し、歯周病を治療する方法が臨床応用されるようになり、それが抗菌療法なのです。
抗菌療法は、風邪のように単に広範囲に効く抗生物質を服用するというだけの治療ではなく、お口の中に約400種類存在する口腔常在菌の中から、歯周病菌検査(リアルタイムPCR法)にて原因菌を断定し、特定の菌に有効な抗生物質を服用し、歯周病菌を退治するという治療法です。
どんな条件下においても同じ方法で、簡単によい結果が生まれる方法として、多くの歯科医師が知恵を出し合った結果生まれたのが、抗菌療法なのです。

- 抗菌療法、および歯石除去を行うことにより歯肉の状態が改善しています。
また術後歯周病も検出されませんでした。
初期治療では改善されなかったところを外科的に取り除き、お口の中の環境を整える切除療法と、一度失われた組織を再生させ、以前では抜歯であったような歯を保存し機能を持たせる歯周組織再生療法とがあります。
歯周組織再生療法には、GTR法やエムドゲイン法があり、詳しくは
再生治療をご参照下さい。

- ポケットを減少させる治療です。歯ぐきの位置が低くなり、従来より根が露出し歯が長くなります。



- 歯の周りに必要な組織を再生させて、機能するための支持構造を回復させます。
歯ぐきの位置が維持されます。
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